パンケーキの威力
まぁ、最近のここでの話題からしてパンケーキと言えば smc PENTAX DA40 F2.8 Limited と言うのは自然な流れでしょう。
- 明るい単焦点(F2.8)
- 威圧感の無い外見(15mm厚)
- 僕好みの望遠寄り(60mm相当)
と、まぁ三つの大きなポイントに惹かれ1ヶ月ほど前にゲットし、なんとかレビューできそうなくらい使い込んでみた。
まずはF値2.8は、高感度に強いK100Dとの組み合わせでとてつもなく強力で、ISO1600で手持ち夜景撮影ができる。
(できるというだけで、やっぱ夜景撮影は絞って三脚使用の方が良い。)
そんでもってF値2.8はズームでは不可能なボケ具合を得られる。
画角が60mm相当なので、中距離の被写体では自然な奥行きができる。
ピントが合ってるところが浮き上がるのではなく、前後がなだらかなグラデーションという感じ。
フィルム一眼レフで標準レンズとして50mmを使ってる人には違和感無いのではなかろうか。
そういう特性から、このようなポートレイト撮影では背景が良い感じにボケてくれる。
絞り開放でもピントが合った部分はクッキリスッキリだけど、なんか線が細いと言うか繊細と言うか柔らかいと言うか・・・ま、自然ってのが最適表現かな。
レンズがパンケーキと呼ばれるだけあって超薄型で威圧感が無いので、犬も猫もあまり不自然な反応を示さない。
そこが DA40 の最大の威力と言うか魔力で、今まで望遠に頼っていたポートレイトを寄りでカバーできそうである。
背景をボカして被写体を浮き上がらせるために寄って撮ると言うのはセオリーなのだが、この DA40 は35mm判で60mm相当とは言うものの、寄ると 40mm の広角風味が現れる。
この辺が35mm版との違和感が出るところなのだろう。
しかしながらこの寄った時の描写は僕としては嫌いじゃなくて、積極的に絵作りに使いたい雰囲気である。(人物写真には向かないかも)
中距離では僕好みの画角だし、寄るとオモシロイし一石二鳥ってとこか。
寄った上に明るさを利用した高速シャッターで風に揺れる花も難無く撮れる。
・・・「難無く」ってのはウソで、ピント合わせには苦労しました。(苦笑
明るい単焦点のメリットはズームレンズよりも色々な事を考えられる懐の広さを持ってるという部分かな。
ズームレンズだとF値に限界があるから、前景や背景をボカしたい時に望遠寄りを使うしか手が無い場合が多く、意味の無いボケ背景を作り込んでしまう場合が多々あるが、F値に余裕があれば寄ったり引いたりした後、F値でもボケ具合を調整できる。
かと言ってズームレンズを否定するわけではなくて、それぞれ別物の道具として考えてるということ。
僕の場合、ズームと単焦点で無意識に大きく変わるところはやっぱフットワークかな。
パンケーキだからこそコンデジ並みの扱いができてフットワークも軽くなる。
DA40 付けてる時は首からぶら下げたまま徘徊することも多い。
被写体を見つけてから電源オン&シャッター切るまでの速度はコンデジよりも速くなっただろうと思う。
僕にとって60mm相当の画角は、ぱっと見たそのまんまがファインダーの中身であることが多いので、ファインダーを覗く時にはほぼ撮る時である。
寄るとか引くとか不可能な状態ならズームを出してゆっくりフレーミングという感じ。
撮る気満々の鳥撮りやイベントなんかならズームの方が便利だろうなぁ。
これでも SILKYPIX でいじってはいるのだが、なんかキリっとしてないのは天候のせいではなくて DA40 の風味と僕の腕の悪さであろう。
DA40 は長距離風景画像をパリパリに仕上げるのはちょっと苦手のようである。
とは言え、この街の風景をここまで縦横きっちり歪み無く出してくれるのは単焦点のおかげなんだろうな。








