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柔道(北京五輪)

オリンピックって毎回のように色んな事で感動させられる。
今回は開会式でちょっとびっくりさせられたが、あれはよく考えられたショーだったと思う。
さすがチームワークの中国という感じがした。

実際の競技が始まって、僕としては柔道がめちゃくちゃ面白い。
別に柔道をしたことがあるわけではないが、特に今日の女子52kg級はとても感激した。
十代で初出場の美里ちゃんがベテランばりの余裕の表情で勝ち進み、準決勝では惜しくもアン・グムエ(北朝鮮)に優勢負け。
しかし美里ちゃんの三位決定戦は、それまでの戦い方に比べ潔さと執念が見られた。
インタビューでも「金以外は同じ」と言っていたように、彼女は最初から金メダルを狙っていたのはわかる。
だが、その金メダルへの道を絶たれた三位決定戦が、彼女の全力が発揮された試合になったと感じる。

僕も某スポーツ競技でローカルながら大きな大会に出場し、初出場ながら予選リーグを突破して決勝トーナメントに残ったことがあるが、初出場の決勝トーナメントというものは、自分でも気付かない固さが体に存在する。
これは1回負けると終わりというプレッシャーもあるのだろうが、頂点を目指していると気が付かないものである。
その固さを簡単に取る方法は「1回負ける」ということのようだ。
僕は準決勝で「勝てたはず」と言われた試合に負け、三位決定戦では実力以上の試合で快勝した。
その時の僕の気持ちは、3位になれたという喜びではなく、準決勝での不甲斐無さに対する後悔だけだった。
中村選手も今、あの時の僕と同じ気持ちでいるのだろうか・・・などと思っている。

しかし、決勝戦の セン・トウマイ(中国) vs アン・グムエ(北朝鮮) は、どの試合よりも激しい金メダルへの執念を見せられた。
おそらく今大会最大の心に残る試合になるだろう。
セン・トウマイ選手には「おめでとう」を、アン・グムエ選手には最高の決勝戦を「ありがとう」を送りたい。


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